マロリー・ワイス症候群とは|嘔吐のあとに血を吐いたとき
マロリー・ワイス症候群とは|嘔吐のあとに血を吐いたとき
マロリー・ワイス症候群は、強く吐いたりえずいたりした際に、食道と胃の境目付近の粘膜が裂けて出血する病気です。吐いたものに血が混じる原因の一つですが、胃潰瘍など別の病気との区別には診察が必要になります。少量でも吐血したら、その日のうちに医療機関へ連絡してください。血を繰り返し吐く、冷汗が出る、立てないほどふらつく場合は救急の対象です。血の色や痛みの有無だけでは、出血の程度は分かりません。[1][2]

受診を急ぐかどうかは、見えた血の量に加えて、出血の繰り返し、意識、ふらつき、胸やおなかの痛みで判断します。次の表の「様子を見てよい目安」は、まだ診察を受けていない吐血には当てはまりません。
| 区分 | 症状・状況 | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 救急受診 | 血を繰り返し吐く、多量の血や血の塊が出る、冷汗・失神・強いふらつきがある、嘔吐後に激しい胸痛や息苦しさがある | 直ちに救急へ。意識がおかしい、立てない、呼吸が苦しい場合は119番 |
| 早めに受診 | 一度でも吐物に血が混じった、コーヒーかす状のものを吐いた、黒く粘る便が出た | 出血が止まったように見えても当日中に連絡し受診 |
| 近いうちに相談 | 吐血や黒い便はなく、水分を取れるが吐き気を繰り返す、食事量が戻らない | 消化器内科などへ相談。水分が取れない、痛みが強まる場合は前倒し |
| 様子を見てよい目安 | 診察で自宅療養を指示され、新たな血・黒い便・ふらつきがなく、許可された飲食ができる | 医師の指示に沿って観察。吐血が再びあれば再受診 |
自分で病名を決めてから受診先を探す必要はありません。血を吐いたという事実を伝えれば、緊急性を判断する手掛かりになります。症状が悪化しているときは、予約日まで待たず救急受診を優先してください。[2]
食道は、口から飲み込んだ食べ物を胃へ運ぶ管です。その下端と胃の入り口がつながる場所を食道胃接合部と呼びます。マロリー・ワイス症候群では、この周囲の粘膜に縦方向の裂け目ができ、そこから血が出ます。[1]
嘔吐ではおなかに急に強い力がかかり、食道と胃の境目が引き伸ばされます。その負荷が粘膜の損傷につながる仕組みです。最初は食べ物だけを吐いていて、続けて吐いたものに血が混じる経過は、診察で確認する情報の一つになります。
ただし、嘔吐の順番だけで確定できる病気ではありません。もともと胃などから出血していて、その血液のために吐き気が出た可能性も考えます。診断では、吐く前の体調と胃カメラで見える所見を照らし合わせます。
自然に止血する例もありますが、全員が軽症とは限りません。裂け目の状態、出血の続き方、持病や内服薬によって、薬で経過を見るか、内視鏡で止血するかが変わります。血を吐かなくなっただけでは、その区別はつきません。[1]
「粘膜の傷」と聞くと、口内の小さな傷のように感じる方もいます。しかし、消化管の中では出血の全量を外から見ることができず、飲み込んだ血や胃に残った血もあるため、見た目だけの判断には限界があります。
止血したこと、体の状態が安定していること、飲食ができることは、それぞれ別に確認する項目です。病名だけを根拠に自宅療養を決めず、診察時に示された方針が基準になります。
発症のきっかけは、嘔吐などによる急な圧力の変化です。食べ物がほとんど出なくても、強くえずく動作を繰り返していれば、胃の入り口付近に負担がかかります。吐いた回数が少ないから除外できる、という基準はありません。[1]
診察では、なぜ吐いたのかも確かめます。食事や飲酒のあとだったのか、下痢や発熱を伴っていたのか、薬を飲み始めてからなのかで、必要な評価が異なるためです。裂け目からの出血と、吐き気の原因を分けて考えます。
胃腸炎などで吐き気が続いている場合も、血が出た段階で、それまでと同じ過ごし方を続けてよいとは判断できません。水分の取り方を工夫するだけで済む状態か、点滴や出血の検査が必要かを診察で確認する場面です。
飲酒のあとに強く吐いて血が出た場合は、この病気を考えます。ただし、お酒を飲まない方にも生じるため、飲酒歴は診断に必要な情報の一つにすぎません。アルコールの有無だけでは出血の原因を選別できないのです。
飲酒後には胃の粘膜の炎症など、別の原因が重なる場合もあります。肝硬変がある方では食道や胃の静脈瘤からの出血も考慮が必要です。二日酔いの吐き気と、吐血が加わった状態は区別して扱います。[2]
受診時には、飲酒した時刻、普段の量との違い、吐いた回数や血が混じった順番を、覚えている範囲で伝えれば十分です。飲酒の話を避けると、出血の背景や治療上の注意点が伝わりにくくなります。
抗凝固薬や抗血小板薬は、血液が固まる仕組みに関わる薬です。これらを使っている方や肝硬変などのある方では、粘膜の傷からの出血が長引く場合があります。症状が軽く見えても、薬と持病を含めた評価が必要です。[1]
薬の影響を心配して自己判断で中断すると、処方の目的となっている病気の危険が高まる場合があります。吐血時の服用は、受診先の医師に直ちに相談してください。薬の名前が分からないときは、お薬手帳や薬の袋が役立ちます。
吐血は鮮やかな赤色とは限りません。胃の中で変化した血液は、茶色や黒っぽい粒を含むコーヒーかす状に見える場合もあります。赤い血、黒っぽい吐物のどちらも消化管出血を疑うきっかけです。[2]
食べ物や飲み物の色で赤く見える場合もありますが、自宅で見分けきれないことは珍しくありません。血かどうか不明でも、そのままの色と状態を受診先へ伝えてください。確認のためにもう一度吐こうとする行為は避ける必要があります。
血の色だけで「今も出血中」「もう止まった」とは言い切れません。赤い筋が少し混じる状態なのか、吐物全体が赤いのか、塊を含むのかという情報に、回数や体調の変化を加えて医師が評価します。
食道や胃などで出た血が腸を通ると、黒く粘りのある便として出る場合があります。これはタール便と呼ばれる所見で、吐血と並んで上部消化管出血を疑う手掛かりです。便が出るまで待って吐血の重さを判断する方法は適切ではありません。[2]
一方、便の色は食事や薬でも変わります。単に濃い茶色なのか、普段と違う真っ黒な便なのか、ふらつきや息切れがあるかを合わせて確認します。以前から鉄剤などを飲んでいる場合も、その情報が診察に役立ちます。
診断後に黒い便が出たときも、残っていた血が排出されたのか、新たな出血なのかは見た目だけでは判断しにくいものです。回数が増える、赤い血を吐く、冷汗やめまいを伴う場合は、前に受けた診察結果だけで様子を見続けないでください。
吐血していても、強い腹痛を感じない方がいます。逆に、みぞおちの違和感や痛みを伴う方もおり、痛みの程度と出血の重さは同じではありません。受診判断では、血が出たこと自体を重く見ます。
冷汗、顔色の悪さ、動悸、息切れ、立ちくらみは、出血による体への影響を疑う症状です。飲酒や疲労でも似た感覚はありますが、吐血と同時に現れた場合は、単なる寝不足などに置き換えて考えないことが大切です。[2]
吐血の原因には、胃や十二指腸の潰瘍、食道の炎症や潰瘍、食道・胃静脈瘤などがあります。いずれも外から血が見える症状は共通していて、血の量や色だけで病名は決まりません。嘔吐後という経過も、他の病気を除外する根拠にはならないのです。[2]
マロリー・ワイス症候群では圧力による裂け目が問題となる一方、潰瘍は粘膜が深く傷ついた状態です。炎症や薬などが関わる食道の傷については、食道潰瘍とは|原因と胃カメラでの見え方でも扱っています。
鼻血を飲み込んだ場合や口の中の出血でも、口から血が出ることはあります。せきと一緒に血が出たなら、呼吸器からの出血も評価の対象です。医師に伝えるときは、先に吐き気があったのか、せきが出たのか、鼻血があったのかが手掛かりになります。
強く吐いたあとに突然激しい胸痛や背中の痛み、息苦しさが出た場合は、食道の壁が深く裂ける食道破裂も考えます。マロリー・ワイス症候群の粘膜の裂け目と、食道の壁を貫く破裂は別の状態です。出血が目立たないからといって待てません。[5]
このような症状では、胃カメラの予約を取るより先に救急受診が必要です。医療機関では胸部の画像検査などを含め、食道以外の緊急疾患も確認します。呼吸が苦しい、動けない場合は119番へ連絡してください。
吐血して受診する前は、食べ物を入れて落ち着かせようとせず、飲食や内服をどうするか受診先に確認してください。特に血を吐き続けているときや意識がはっきりしないときは、周囲の方が無理に水や薬を飲ませてはいけません。
吐いた時刻、最後に食べた時刻、持病、内服薬が分かると診療を進める助けになります。写真は無理なく残せる場合に限り役立つ情報です。写真を撮るために救急への連絡を遅らせたり、吐物を保存するために移動を遅らせたりする必要はありません。
吐血後にふらつきがあるときは、自分で車や自転車を運転せず、救急要請を含めた移動方法を相談してください。一人で移動できそうかどうかも、受診先に伝える情報になります。症状が落ち着いたように見えても、その間の出血の経過は診察で確認が必要です。
診察では、吐いた回数や血の見え方を聞くだけでなく、血圧、脈拍、意識の状態、腹部の所見などを確認します。血液検査は貧血の有無や出血の重さを評価する材料です。消化管のどこから血が出たかを決める検査とは、役割が異なります。[3]
検査結果は一つの数字だけで読むものではありません。今の体調、出血が続いているか、以前の検査と比べた変化も判断材料になります。心臓や腎臓の病気、以前の消化管出血など、治療の選び方に関わる持病も確認が必要です。
受診時には少し落ち着いていても、家で立てないほどふらついた、血の塊を吐いたといった経過は省かずに伝えてください。診察の瞬間の状態と、そこまでに起きた出来事の両方が必要だからです。
胃カメラでは食道、胃、十二指腸の内側を直接観察します。食道と胃のつなぎ目に裂け目があるか、そこから出血しているか、別の場所に潰瘍などがないかを確認する検査です。必要な場合には、観察に続けて止血処置を行います。[1][3]
胃カメラを受ける時期や方法は、出血と全身状態に応じた判断になります。出血で循環が不安定な方では、点滴などで状態を支えながら検査の準備を進めます。通常の健診として受ける胃カメラと、吐血のための評価は目的が異なります。
黒い便が出た場合でも、初めから大腸の病気と決まるわけではありません。血を吐いた経過があれば上部消化管の評価が重要で、必要な検査は症状に応じて選ばれます。診療科の違いは、胃カメラ・大腸カメラは何科?消化器内科・胃腸科との違いで確認できます。
止血が得られ、全身状態も安定していれば、薬と経過観察を中心に治療する場合があります。胃酸の分泌を抑える薬や粘膜を保護する薬などを使い、必要に応じて飲食を一時休止して点滴で水分を補います。飲み薬か点滴かも、吐き気や飲食の可否による判断です。[1]
薬の目的はそれぞれ異なります。胃酸を抑える薬は傷ついた粘膜への刺激を減らすために使われ、出血部位をクリップで閉じる処置とは働きが違います。薬が処方されたことだけから、次に出血しても自宅で対応できるとは考えられません。
処方期間は傷の状態や経過に合わせて決まります。症状が軽くなったら薬をやめてよいのか、飲めずに吐いてしまったらどうするのかも確認する事項です。吐いた分を補おうと、自己判断で追加して飲むのは避ける必要があります。
出血が続く場合や重症化の危険が高い場合には、内視鏡で止血する治療を検討します。代表的なのは、出血している部分を小さなクリップで挟む方法です。内視鏡を通して器具を入れ、画面で出血部位を確認しながら処置します。[1][4]
傷の位置や出血の仕方によっては、ほかの止血法を選択・併用します。日本消化器内視鏡学会のガイドラインでは、マロリー・ワイス症候群で出血が長引く場合などに、機械的に止血する方法を中心とした内視鏡治療を推奨しています。[1]
処置には再出血や消化管の壁の損傷などの危険もあり、選ぶ方法によって注意点は異なります。すべての裂け目に同じ処置をするわけではありません。医師は止血の必要性と、処置による負担を合わせて判断します。
血圧や脈拍が安定しない、出血が続く、貧血が強い、飲食できない場合などでは、入院して観察や治療を続ける必要があります。輸血の判断も、出血量の推定だけでなく、採血結果や持病を含めた評価によります。[1]
内視鏡で止血が難しい場合には、血管に細い管を入れて出血を止める治療や、手術が選択肢になります。これはすべての患者さんに必要な治療ではありませんが、止まりにくい出血では病院での対応が必要になる理由です。[1][4]
入院の要否は、口から出た血が少なく見えたかどうかだけでは決まりません。帰宅後に飲食や服薬を続けられるか、再び出血したときに受診できるかも、退院後の生活で確認しておきたい点です。
マロリー・ワイス症候群の食事は、出血が落ち着いたか、吐き気が続いていないか、検査や処置を行ったかで再開時期が変わります。日本消化器内視鏡学会のガイドラインでも、症状や採血結果などを見て経口摂取を再開する考え方が示されています。[1]
おなかが空いたことや、血を吐かなくなったことだけで、食事を戻す時期は決められません。一方、診察で飲食を許可されているのに、怖さから何日も自己判断で絶食を続けるのも望ましくありません。食べる時期と内容は、担当医の指示を確認してください。
胃カメラでの観察のみだった方と、止血処置を受けた方では、注意点が異なります。のどの麻酔を使った場合は、その作用が残る間の飲食にも注意が必要です。検査が終わった時刻だけで判断せず、検査後に受けた説明が基準になります。
食事再開の許可が出たら、指示された食形態に合わせて、少量から取れるものを選びます。軟らかい食事が許可された段階なら、おかゆ、軟らかく煮たうどん、豆腐などが選択肢です。これらは食べやすさの例で、傷の止血を促す食品という意味ではありません。
長く食べていなかったからと、一度に普段の量へ戻すと、吐き気が出て食べ続けにくくなる方もいます。量を分ける、よくかむ、熱すぎるものや刺激を感じるものを避けるなど、食べた後の感覚に合わせる考え方です。個別の食事制限がある方は、その条件も守る必要があります。
食べ物を選ぶ際には「食べれば血が止まるもの」を探すより、許可された範囲で飲食を続けられるかが大切です。食後に吐き気がぶり返す、飲み込むと痛い、食事がほとんど進まない場合は、再開方法を受診先と見直す段階になります。
飲水を許可されたあとは、一度にたくさん飲むより、吐き気が出ない範囲で少量ずつ取る方法が考えられます。飲み物の種類や量は、脱水の程度、糖尿病・心臓病・腎臓病などの有無でも調整が必要です。経口補水液やスポーツドリンクは、吐血を止める薬の代わりにはなりません。
水分を飲んでも吐いてしまう、尿が少ない、立つとふらつく場合は、食事内容の工夫だけで待たず、当日中に医療機関へ連絡してください。自宅で飲める量が足りているかどうかも、診察や点滴の必要性を考える材料になります。
飲酒は回復中の吐き気や嘔吐の誘因になり得るため、再開を急がず担当医に確認する必要があります。普段の食事や外食に戻す時期にも、一律の日数はありません。退院時や診察後に、飲食の制限をいつ見直すかまで確認できると、生活へ戻る際の迷いが減ります。
痔の出血に処方された薬が手元にあっても、吐血に自己判断で使うのは適切ではありません。同じ「血が出る症状」でも、出血する場所と原因が違うからです。マロリー・ワイス症候群の治療は、診察で出血の状態を確かめてから選びます。
市販の胃薬や以前の処方薬で吐き気が軽くなっても、出血が止まった証拠にはなりません。薬を飲んで受診を先延ばしにするのではなく、何をどのくらい飲んだかを診察で伝えることが必要です。家族の処方薬を分けてもらう行為も避けてください。
解熱鎮痛薬の一部には、胃や十二指腸の粘膜を傷つけ、消化管出血の危険を高める種類があります。抗血栓薬などとの組み合わせでも注意が必要です。処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントも服用状況の確認に含まれます。[4]
回復までの期間は、出血の程度、止血処置の有無、貧血、嘔吐の原因などで変わります。自宅で過ごせる方と入院が必要な方を、同じ日数で案内することはできません。血が見えなくなった日と、普段どおり動ける日は一致しない場合があります。
仕事や運動へ戻る前に確認するのは、飲食ができるか、立ってふらつかないか、息切れがないか、医師から制限を受けていないかです。力仕事や運転を伴う仕事では、体調不良が本人以外の危険にもつながるため、仕事内容を具体的に伝えて相談する必要があります。
自宅で観察するときは、新たな吐血、便の変化、ふらつき、食事量の戻り方が手掛かりになります。治療後も吐き気が続くなら、その原因への対応が残っている可能性があります。傷の経過だけでなく、嘔吐を繰り返す理由も確認の対象です。
当院の消化器内科では、食道、胃、十二指腸を含む消化器の病気を診療しています。症状や問診をもとに診察し、必要に応じて血液検査や胃カメラなどで評価します。診療の案内は消化器内科、胃カメラの案内は横浜の胃カメラをご覧ください。
胃カメラ・大腸カメラの全体の案内は、横浜の内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)|料金・当日対応に掲載しています。血を吐き続けている、冷汗や強いふらつきがある場合は、通常の検査予約より救急受診が先です。受診先を選ぶ際にも、現在の症状を基準にしてください。
少量でも吐血した場合は、当日中に医療機関へ連絡し、受診が必要です。見えた量は実際の出血のすべてとは限りません。止まったように見える場合も、原因と全身状態の確認が必要になります。
診察前の吐血を、吐き気が消えたことだけで様子見にはできません。診察を受けて自宅療養を指示されている方は、その条件に沿って過ごせます。血を再び吐く、便が黒くなる、ふらつきが出るなどの変化があれば、前の指示を受けた時点とは状態が違います。
別の病気です。マロリー・ワイス症候群は粘膜の裂け目による出血で、胃がんは胃の悪性腫瘍です。ただ、吐血という症状だけで両者を見分けることはできないため、病名の確認には検査が必要になります。[1][2]
検査中のえずきや処置などに関連した出血も考える必要があり、検査を受けた医療機関への連絡と状態の確認が必要です。少量の血でも自分で原因を決めず、繰り返す出血や冷汗・ふらつきがあれば救急受診の対象になります。検査に伴う注意点は、内視鏡の合併症|出血・穿孔の頻度と受診が必要な症状をご覧ください。
強い嘔吐を繰り返せば、再び粘膜を傷つける可能性があります。ただし、次の吐血も同じ原因とは限りません。以前の診断が分かる資料や薬の情報は役立ちますが、今回の出血は改めて評価する必要があります。
お薬手帳、現在使っている薬が分かるもの、過去の内視鏡結果などが診療の参考になります。吐いた時刻、血の色、回数を簡単に記録できれば十分です。重い症状があるときは、持ち物をそろえることより救急への連絡を優先してください。
[1] 日本消化器内視鏡学会.非静脈瘤性上部消化管出血における内視鏡診療ガイドライン(第2版).2024.ガイドライン本文
[2] 米国国立糖尿病・消化器病・腎疾病研究所(NIDDK).Symptoms & Causes of GI Bleeding.消化管出血の症状と原因
[3] NIDDK.Diagnosis of GI Bleeding.消化管出血の診断
[4] NIDDK.Treatment for GI Bleeding.消化管出血の治療
[5] 特発性食道破裂症例の臨床的検討.日本腹部救急医学会雑誌.2003;23(3):447–452.原著論文PDF
更新日 2026-10-24
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