2025年08月14日
血便は、痔のように肛門まわりから出ることもあれば、大腸憩室出血、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸がん、胃・十二指腸潰瘍などのサインとして出ることもあります。
外来で最初に確認するのは、「何色か」「どのように付くか」「痛みがあるか」です。血の色だけで病名は決まりませんが、自分の状態を整理するには役に立ちます。
受診時は、血便に気づいた日時、色、量、腹痛・下痢・発熱の有無、服用中の薬をメモしておくと診察が進めやすくなります。写真を残せる場合は、無理のない範囲で記録しておくのも一つの方法です。
この記事では、検索で多い「原因」「女性」「何科」「色」「便に血が混じる」「痛みの有無」「便潜血」「高齢者」の順に、読者が自分の状態を選べるように並べ替えています。最初から最後まで読まなくても、表で近い状態を見つけ、該当する病名や受診目安へ進める構成にしています。
自分の血便はどれか:色・出方・痛みで見る早見表
まず、血便を「鮮やかな赤」「暗い赤・レンガ色」「黒くてベタつく」の3つに分けます。次に、紙につく程度なのか、便に混じるのか、便器が赤くなるのかを見ます。
| 色と出方 | 疑う場所 | 考えやすい病気 | 痛みの有無と急ぐ度合い |
|---|---|---|---|
| 鮮やかな赤が紙につく程度 | 肛門・直腸 | 切れ痔、いぼ痔、直腸の炎症。直腸のポリープやがんでも似ることがあります | 排便時痛があれば切れ痔寄り。痛みがなくても繰り返すなら外来で確認 |
| 鮮やかな赤が便の表面につく | 肛門・直腸から左側大腸 | いぼ痔、切れ痔、直腸ポリープ、直腸がん、直腸炎 | 少量でも初回・反復・便通変化があれば消化器内科へ |
| 鮮やかな赤で便器が赤くなる、血だけが出る | 直腸・肛門、または大腸からの出血 | 痔核出血、大腸憩室出血、直腸病変など | めまい、冷汗、動悸、血の塊、反復があれば救急を検討 |
| 暗い赤・レンガ色が便に混じる | 大腸の奥側を含む下部消化管 | 大腸憩室出血、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎・クローン病、大腸がん | 腹痛や下痢があるなら当日から翌日の受診。痛みがなくても原因確認が必要 |
| 赤い血に下痢や粘液が混じる | 大腸の粘膜 | 感染性腸炎、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病 | 発熱、強い腹痛、頻回の血性下痢、脱水があれば早めに受診 |
| 黒くてベタつく、タールのような便 | 胃・十二指腸など上部消化管 | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、まれに食道・胃の腫瘍など | ふらつき、動悸、息切れ、冷汗があれば救急。黒色便は胃カメラ側の確認も考えます |
血液は、出血してから便として出るまでの時間が短いほど赤く見えやすく、消化管の中を長く通るほど黒っぽくなります。肛門や直腸に近い出血では鮮血になりやすく、胃や十二指腸など上部消化管からの出血では黒色便として出ることがあります[3]。ただし、出血量が多い場合は上部消化管からでも赤みを帯びることがあり、色だけで軽い・重いを決めることはできません。
出方も大切です。紙につく程度、便の表面につく、便に混じる、便器が赤くなる、血だけが出る、では考える場所が変わります。紙につく程度なら肛門に近い場所を考えやすい一方、便に混じる場合は大腸の中で血液と便が一緒になっている可能性があります。便器が赤くなる、血だけが出る場合は、量と繰り返しを慎重に見ます。
血便・下血とは:便に混じる血と、排便時に出る血
血便とは、便に血液が混じる状態や、排便時に血が出る状態を広く指します。真っ赤な血だけでなく、暗い赤、黒色便、粘液を伴う血も含めて考えます。
「下血」は、医療現場では黒色便を指して使われることもありますが、日常会話では肛門から血が出る状態全般を指して使われることもあります。言葉の使い分けより、色、量、出方、痛み、下痢、発熱を具体的に伝えるほうが診断に直結します。
少量だから軽い、大量だから原因が一つに絞れる、とは言えません。紙に少し付く程度の血でも、直腸の病変が隠れていることがあります。一方、便器が赤くなるほどの出血でも、痔核からの出血ということもあります。見た目だけで自己判断しないことが大切です。
「ストレスで血便が出たのでは」と相談されることもあります。ストレスそのものが便に血を混ぜるわけではありません。ただ、ストレスや生活リズムの乱れで便秘や下痢が続き、その結果として切れ痔やいぼ痔から出血することはあります。炎症性腸疾患をお持ちの方では、体調の変化が症状悪化の一因になることもあります。
つまり、ストレスを感じている時期に血便が出ても、「ストレスだから様子を見る」とは切り分けません。実際に血が出ている場所が肛門なのか、直腸なのか、大腸の奥なのか、胃・十二指腸側なのかを確認する必要があります。
家族に大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病の方がいる場合も、診察時に伝えてください。家族歴は検査の進め方を考えるうえで大事な情報です。血便が少量でも、家族歴や便通変化、貧血、体重減少が重なる場合は、より丁寧に原因を確認します。
大腸憩室出血・憩室炎の血便:痛みが少ない大量出血に注意
検索語では「憩室炎 血便」「大腸憩室炎 血便」「憩室出血 血便」が大きな軸になっています。大腸憩室は大腸の壁にできる小さなくぼみで、炎症を起こす場合と、出血を起こす場合があります。
どんな血便か
大腸憩室出血では、暗い赤から鮮やかな赤の血便、便器が赤くなる出血、血だけが出る形で気づくことがあります。出血は突然始まることがあり、便に混じるというより、まとまった量の血として見えることもあります。
「憩室炎」と「憩室出血」は名前が似ていますが、同じ状態ではありません。憩室炎は憩室に炎症が起こる状態、憩室出血は憩室の血管から出血する状態です。詳しくは大腸憩室と言われたらの記事でも整理しています。
痛みはあるか
憩室出血では、強い腹痛が目立たないまま血便だけで気づくことがあります。一方、憩室炎では腹痛や発熱を伴うことがあります。痛みが少ないから軽い、とは判断しません。
大腸憩室出血は急な下部消化管出血の原因の一つとして扱われ、診断や治療の方針は出血量、全身状態、薬の内容、CTや内視鏡の所見を組み合わせて決めます[4][5]。
どう確かめるか
診察では、血圧や脈拍、貧血の程度、腹痛の有無、抗凝固薬・抗血小板薬の使用を確認します。必要に応じて血液検査、CT、大腸カメラを検討します。出血が多い場合や循環が不安定な場合は、入院や救急での評価が必要です。
大腸憩室出血では、出血がいったん止まってから再び出ることがあります。受診した時点で出血が止まっていても、便器が赤くなるほどの出血を繰り返した、血の塊が出た、ふらついた、という情報は診療方針に関わります。写真やメモがあれば診察時に見せてください。
血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、出血が止まりにくくなることがあります。ただし、薬を自己判断で止めると脳梗塞や心筋梗塞など別のリスクが上がる場合があります。血便が出たときは、薬名を伝えたうえで医師と相談してください。
痔の血便:いぼ痔・切れ痔でも大腸の病気は見た目で除外できない
紙に鮮血が付く、便の表面に赤い血が付く、排便後にぽたぽた落ちる。こうした出血では、いぼ痔や切れ痔を考えます。ただ、痔らしく見える出血でも、直腸や大腸の病気が隠れていないとは言い切れません。
どんな血便か
切れ痔では、硬い便や下痢のあとに肛門が切れ、排便時の痛みと少量の鮮血で気づくことがあります。いぼ痔、とくに内痔核では、痛みが目立たず鮮血だけが出ることもあります。
痔の症状を自分で整理したい場合は、痔のセルフチェックも参考になります。ただし、セルフチェックで痔に当てはまっても、大腸側の確認が不要になるわけではありません。
痛みはあるか
切れ痔では排便時の鋭い痛みが目立つことがあります。内痔核では痛みが少ないこともあります。痛みの有無は手がかりになりますが、痛みがない血便が軽い根拠にはなりません。
どう確かめるか
肛門診察や肛門鏡で痔を確認します。さらに、出血が本当に痔だけから来ているかを確認するには大腸カメラが役立ちます。痔核出血に大腸カメラが必要か迷う場合は、痔の出血でも大腸カメラが必要な理由もあわせてご覧ください。
大腸カメラは大腸の内側を見る検査で、内痔核が所見として確認できることがあります。ただし切れ痔や外痔核の詳しい評価には、肛門の診察が必要になる場合があります[11]。
「痔の出血は何日続くなら受診ですか」と聞かれることがあります。日数だけでは決められません。切れ痔では、出血が一度で止まっても傷の違和感が残ることがありますし、いぼ痔では便通のたびに出血を繰り返すことがあります[8]。出血の量が増える、間隔が短くなる、痛みや便通の変化が出る場合は、痔だけと決めつけないほうがよいです。
市販の痔の薬で出血が落ち着いた場合も、原因が痔だけだったと確認できたわけではありません。もともと痔がある方ほど「いつもの痔」と考えやすく、直腸や大腸の病気の確認が遅れることがあります。過度に不安を強める必要はありませんが、初めての出血、繰り返す出血、便に血が混じる出血は、消化器内科で一度整理しておく価値があります。
虚血性腸炎の血便:突然の腹痛のあとに血性下痢が出る
虚血性腸炎は、大腸への血流が一時的に低下して炎症や出血が起こる病気です。便秘、脱水、血管の状態などが関係することがあり、女性の血便でも外来でよく確認する病気です。
どんな血便か
突然の腹痛のあと、下痢に赤い血や暗い赤の血が混じる形で出ることがあります。左下腹部の痛み、下腹部痛、血性下痢という組み合わせでは、虚血性腸炎を考えます。
痛みはあるか
多くは腹痛を伴います。痛みのあとに血便が出る、しぶるような便意が続く、何度も少量の血性便が出る、という経過で受診される方もいます。腹痛の部位を見ながら考える場合は、腹痛の原因を部位別に解説した記事も参考になります。
どう確かめるか
診察では腹痛の場所、発症時刻、便秘や脱水、薬の内容を確認します。血液検査、CT、大腸カメラを組み合わせて評価することがあります。虚血性腸炎について詳しくは、虚血性腸炎とはの記事でも解説しています。
虚血性腸炎では、症状が出た時刻と、腹痛から血便までの順番が手がかりになります。「朝から左下腹部が痛く、そのあと下痢に血が混じった」「便秘が続いたあと急に腹痛と血便が出た」など、時系列をできるだけそのまま伝えてください。
似た経過をとる病気に、感染性腸炎や炎症性腸疾患があります。発熱が強い、周囲に胃腸炎がいる、同じ食事をした人も下痢をしている、血便が何週間も続く、といった情報で考え方が変わります。血便そのものだけでなく、前後の体調も診断材料になります。
潰瘍性大腸炎・クローン病の血便:粘液と下痢を伴うことがある
血液にゼリー状の粘液が混じる、下痢が続く、腹痛を繰り返す。こうした場合は、感染性腸炎だけでなく、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患も考えます。
どんな血便か
潰瘍性大腸炎では、血液と粘液が混じる粘血便、下痢、便意が残る感じ、腹痛がみられることがあります。クローン病では、腹痛、下痢、血便、体重減少、肛門病変などを伴うことがあります。
痛みはあるか
腹痛を伴うこともあれば、血便や下痢が先に目立つこともあります。若い年代でも起こり得るため、20代・30代だから大腸の病気を考えなくてよい、とは言えません。
どう確かめるか
大腸カメラで粘膜の炎症の範囲や状態を確認し、必要に応じて組織検査を行います。血液検査や便検査、画像検査を併用することもあります。炎症性腸疾患では、診断後も治療と経過観察を続けることがあります[10]。
潰瘍性大腸炎やクローン病では、症状が強い時期と落ち着く時期を繰り返すことがあります。血便が一時的に少なくなっても、炎症が完全に消えたとは限りません。自己判断で受診を中断せず、検査結果と症状の推移を合わせて治療方針を決めます。
家族に炎症性腸疾患の方がいる場合、若いころから下痢や腹痛を繰り返している場合、口内炎や体重減少、肛門周囲の症状を伴う場合は、診察時に伝えてください。血便だけを切り取るより、全身の変化を一緒に見るほうが原因に近づきやすくなります。
大腸ポリープ・大腸がんの血便:紙につく程度でも否定できない
「大腸がんの血便は何色ですか」「ティッシュに少し血が付く程度でも大腸がんはありますか」と聞かれることがあります。答えは、色や付き方だけでは否定できない、です。
どんな血便か
大腸の奥に病変がある場合は暗い赤の血が便に混じることがあります。直腸に近い病変では、鮮やかな赤い血が紙や便の表面に付くことがあり、痔の出血と似て見えることがあります。
大腸がんでは、血便のほかに、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、残便感、原因のはっきりしない貧血、体重減少などがきっかけで見つかることがあります[1]。症状がない段階で便潜血陽性をきっかけに見つかることもあります。
痛みはあるか
大腸ポリープや早い段階の大腸がんでは、痛みがないことがあります。痛みがない血便でも、出血だけが手がかりになる場合があります。
どう確かめるか
大腸カメラで直腸から盲腸までを直接観察します。ポリープが見つかり、適応があればその場で日帰り切除を行うことがあります。血便がある場合、年齢だけで判断せず、症状と経過から検査を検討します。
50歳以上で直腸出血のある方を対象にした海外の診療所研究では、大腸がんが見つかった割合は8%程度と報告されています[6]。これは研究対象の集団での数字であり、個人の確率を示すものではありません。若い年代の直腸出血でも大腸カメラで病変が見つかることがあると報告されています[9]。
大腸がんの初期症状については、大腸がんの初期症状の記事でも詳しく扱っています。
大腸がん検診は、症状がない方を対象にした仕組みです。厚生労働省は大腸がん検診として便潜血検査を示しています[2]。ただし、目で見える血便がある場合は、検診の対象年齢や便潜血の結果とは別に考えます。血便という症状がある時点で、診察の対象です。
血便を1年放置したらどうなるかは、原因で変わります。痔核や裂肛が原因であれば、出血や痛みを繰り返して生活に支障が出ることがあります。大腸ポリープや大腸がんが原因であれば、放置している間に進行する可能性があります。炎症性腸疾患であれば、治療開始が遅れて症状が悪化することがあります。問題は、放置している間は原因がわからないままだという点です。
「血便が止まったから大丈夫」と感じる方もいます。出血は出たり止まったりすることがあります。止まったことはよい変化ですが、出血源が消えたことまでは意味しません。初めての血便や繰り返す血便では、止まったあとでも原因を確認しておくことをおすすめします。
感染性腸炎の血便:発熱・下痢・腹痛を一緒に見る
下痢に血が混じる場合、細菌やウイルスによる感染性腸炎も候補になります。食事、周囲の流行、発熱、嘔吐、脱水の有無を確認します。
どんな血便か
水様便や軟便に血が混じる、粘液を伴う、何度もトイレに行く、という形で出ることがあります。血の量は少量から目立つものまで幅があります。
痛みはあるか
腹痛や発熱を伴うことがあります。嘔吐で水分が取れない、尿が少ない、ぐったりする、強い腹痛が続く場合は、早めの評価が必要です。
どう確かめるか
問診で食事歴、周囲の症状、渡航歴、発熱の経過を確認します。必要に応じて便検査や血液検査を行います。血便が続く場合や、感染だけでは説明しにくい経過では、大腸カメラを検討します。
感染性腸炎では、下痢止めを自己判断で使うと経過を見にくくなることがあります。水分が取れているか、尿が出ているか、発熱が続くか、血便が増えているかを確認します。小さなお子さん、高齢の方、基礎疾患のある方では脱水の影響が出やすいため、早めの相談が必要になることがあります。
血便を伴う下痢では、「食あたりだろう」と決める前に、虚血性腸炎や炎症性腸疾患との見分けも考えます。食事の心当たりがあっても、それだけで原因が確定するわけではありません。症状が強い場合や長引く場合は、診察で確認してください。
胃・十二指腸潰瘍の血便:黒色便は上部消化管を考える
黒くてベタつく便、タールのような便では、胃や十二指腸など上部消化管からの出血を考えます。血便という言葉で相談される場合でも、大腸カメラではなく胃カメラ側の確認が必要になることがあります。
どんな血便か
上部消化管から出た血液は、消化管を通る間に黒く変化し、黒色便として出ることがあります[3]。鉄剤や一部の食品・薬で便が黒く見えることもありますが、黒くベタつく便が出た場合は出血を疑って確認します。
痛みはあるか
みぞおちの痛み、胃の痛み、吐き気を伴うことがあります。一方で、痛みが目立たず黒色便や貧血で気づくこともあります。ふらつき、冷汗、動悸、息切れを伴う場合は出血量が多い可能性があります。
どう確かめるか
黒色便では、血液検査で貧血を確認し、胃カメラで食道・胃・十二指腸を観察します。吐血、意識がぼんやりする、失神、冷汗を伴う場合は救急での評価が必要です。
黒い便には、鉄剤、ビスマス製剤、一部の食品などで色が変わって見える場合もあります。とはいえ、黒くてベタつく便、においが強い便、ふらつきを伴う便は出血を疑います。黒色便を「血便ではない」と考えて遅れないようにしてください。
胃・十二指腸潰瘍では、痛み止めや抗血栓薬、ピロリ菌などが関係することがあります。服用中の薬、サプリメント、市販薬も診察で確認します。大腸カメラで異常がないのに黒色便が続く場合は、上部消化管の確認に進みます。
女性の血便:生理・ピル・妊娠と重なるときの見分け方
女性の血便は、経血や不正出血と重なって判断が難しくなることがあります。当院は内科・消化器内科と婦人科が同じ院内にありますが、大腸カメラの相談・診察は消化器内科が担当します。
生理の出血との見分け方
月経中や月経前後は、経血が便やトイレットペーパーに付いて血便のように見えることがあります。確認するときは、便の中に血が混じるか、便の表面に付くか、排便と関係なく下着に血が付くかを分けて考えます。
それでも見た目だけで区別できないことはあります。血便か生理かわからない場合は、生理周期、出血量、腹痛の場所、便の状態を伝えて相談してください。婦人科症状が強い場合は婦人科、便に血が混じる・排便時に出る場合は消化器内科が入口になります。
ピル服用中の出血
ピル服用中は不正出血が起こることがあり、それが血便のように見えることがあります。ただし、便に血が混じる、排便時だけ赤い血が出る、便器が赤くなるという場合は、婦人科の出血だけでは説明できないことがあります。
ピルを飲んでいることは、診察時に必ず伝えてください。薬の種類、飲み始めた時期、飲み忘れの有無、下痢や腹痛の経過を合わせて確認します。
妊娠中の血便
妊娠中は便秘や肛門への負担から、痔核による出血が増えることがあります。当院では妊娠中の痔核による出血にも対応しています。
一方で、痔以外の病気が疑われる血便では、妊娠中は検査や治療の方法に制約があります。妊娠中に血便に気づいた場合は、まず産科の主治医に相談し、必要に応じて消化器内科にも相談する流れになります。
婦人科と消化器内科のどちらに行くか
排便と関係なく下着に血が付く、不正出血が続く、下腹部の婦人科症状が中心なら婦人科が入口です。便に血が混じる、排便時に血が出る、便器が赤くなる、黒色便が出る場合は消化器内科で相談してください。
当院の婦人科ページは婦人科の診療ページ、消化器内科ページは消化器内科の診療ページです。大腸カメラなど大腸の検査相談は、消化器内科で行います。
女性では、便秘を背景にした切れ痔・いぼ痔、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎などが重なることがあります。当院で拝見する女性の血便では、虚血性腸炎と痔核からの出血が目立ちますが、これは当院を受診された方の傾向であり、血便全般の統計ではありません。血の色や量だけで原因を決めず、診察と検査で確認します。
大腸カメラに抵抗がある理由として、「検査中に下半身を見られるのでは」という不安もあります。当院では大腸内視鏡用の半ズボンタイプの検査着を着用して検査を行います。下半身が露出することはありません。不安な点は予約時や診察時にそのまま伝えてください。
血便は何科に行くか:消化器内科・肛門内科・婦人科の使い分け
血便は、まず消化器内科での相談が基本です。大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患、虚血性腸炎、憩室出血など、肛門より奥の病気を確認する必要があるためです。
| 状況 | 相談先の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 便に血が混じる、暗赤色、黒色便、腹痛や下痢を伴う | 消化器内科 | 大腸や胃・十二指腸の確認が必要になるため |
| 紙につく鮮血、排便時痛、肛門の腫れや違和感が中心 | 肛門内科または消化器内科 | 痔や裂肛を確認しつつ、大腸側の病気も考えるため |
| 生理か血便かわからない、不正出血が中心 | 婦人科または消化器内科 | 経血・不正出血と、便からの出血を分けて考えるため |
| めまい、冷汗、大量出血、黒色便、血の塊を繰り返す | 救急外来 | 出血による貧血やショックを早く評価するため |
横浜駅前ながしまクリニックでは、血便や下血、強い腹痛、急な貧血など、緊急性が疑われる内視鏡検査の相談に診療日に対応しています。必要に応じて緊急血便外来での相談も検討します。
肛門内科だけでよいか、消化器内科まで必要か迷う方もいます。肛門の痛み、腫れ、排便時の裂ける痛みが中心なら肛門内科で確認できます。一方、便に血が混じる、暗い赤の血が出る、下痢や腹痛を伴う、黒色便が出る、便潜血陽性と言われた場合は、消化器内科で大腸や上部消化管まで含めて考えます。
女性で「血便 何科 女性」と迷う場合も、排便と関係して血が出ているなら消化器内科が入口になります。不正出血かもしれない場合は婦人科も関係しますが、便の中に血が混じる状態は婦人科だけでは確認しきれません。院内で必要な科を判断します。
受診の目安:救急、当日から翌日、予約受診の3区分
血便で迷うときは、出血量だけでなく、全身状態を見ます。めまい、冷汗、動悸、息切れ、意識がぼんやりする感じがあれば、出血による貧血や循環の問題を考えます。
| 区分 | 状態 | 行動 |
|---|---|---|
| すぐ救急 | めまい、失神、冷汗、動悸、息切れ、意識がぼんやりする。便器が赤くなる出血を繰り返す。血の塊が何度も出る。黒色便が続く。吐血がある | 救急外来を受診。抗凝固薬・抗血小板薬を飲んでいる方は薬名も伝える |
| 当日から翌日に受診 | 強い腹痛、発熱、頻回の血性下痢、嘔吐で水分が取れない。暗赤色の血便。高齢、腎不全、重い貧血の既往がある | 消化器内科へ早めに相談。必要に応じて検査や連携医療機関を検討 |
| 予約を取って受診 | 少量の鮮血が紙につく程度で、全身状態がよく、出血が止まっている。ただし初回、反復、便通変化、便潜血陽性がある | 消化器内科または肛門内科で原因確認。血便が止まっていても相談対象 |
急な下部消化管出血では、リスク評価、血液検査、内視鏡、CTなどを組み合わせて判断することが推奨されています[4]。救急か外来か迷う場合は、全身症状の有無を優先して考えてください。
受診までの間に、血便の写真、出た回数、血の色、腹痛の場所、発熱の有無、飲んでいる薬を控えておくと役立ちます。血液をさらさらにする薬、痛み止め、鉄剤、サプリメントは、血便や黒色便の判断に関わることがあります。
救急を受診するほどではないように見えても、出血が続く、量が増える、だるさが強い、息切れがある、顔色が悪いと言われる場合は、早めに相談してください。反対に、紙に少し付く程度で全身状態がよい場合でも、初回や反復なら予約受診で原因を確認する流れがよいです。
「血便の頻度」を聞くとき、私たちは単に回数だけを見ているわけではありません。毎回の排便で出るのか、数日に一度なのか、便秘のあとだけなのか、下痢のたびに出るのかで考える病気が変わります。血便の回数が少なくても、便に混じる、暗赤色、黒色便、貧血症状を伴う場合は軽く扱いません。
受診前にできる準備としては、便の写真、出血の始まった日、最後に出た日、腹痛の場所、発熱、下痢、便秘、飲酒、食事、薬の変更をメモすることです。写真を撮ることに抵抗がある場合は、色と出方を言葉で残すだけでも診察の助けになります。
市販薬を使う場合も、何をいつから使ったかを伝えてください。痔の薬、下痢止め、痛み止め、鉄剤、サプリメントは、症状の見え方や便の色に影響することがあります。薬を使ったあとに出血が止まった場合でも、出血源が確認できたわけではありません。
血便の検査:便潜血だけでなく大腸カメラで原因を確認する
すでに目で見える血便がある場合、便潜血検査の結果を待つより、出血している場所を確認する検査を考えます。便潜血検査は、症状のない方の検診で使う検査です。
健診で便潜血陽性と言われた場合は、大腸のどこかから出血している可能性を示します。痔がある方でも、その出血が痔だけによるものか、大腸ポリープや大腸がんによるものかは精密検査をしないと区別できません。詳しくは健診で便潜血陽性と言われたらをご覧ください。
大腸カメラでは、直腸から盲腸までの大腸粘膜を直接観察します。痔核、大腸ポリープ、大腸がん、憩室出血、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの診断につながることがあります。検査の詳しい流れは大腸カメラ検査のページで説明しています。
当院では、ご希望に応じて鎮静剤を使用した大腸カメラに対応しています。検査中は大腸内視鏡用の半ズボンタイプの検査着を着用するため、下半身が露出することはありません。ポリープが見つかった場合、適応があればその場で日帰り切除を行います。
便潜血陽性なのに大腸カメラでポリープが見つからないこともあります。便潜血陽性は、大腸ポリープだけを意味する結果ではありません。痔核・裂肛、感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、大腸憩室、血管の病変、一過性の微量出血などでも陽性になることがあります[7]。
大腸カメラで大腸に明らかな異常がなくても、血便が続く場合は次を考えます。一つは肛門の病気です。切れ痔や外痔核は大腸カメラだけでは評価しきれず、肛門診察や肛門鏡が必要になることがあります。もう一つは、出血が出たり止まったりする性質です。検査時には止まっていて、出血源が見つけにくいことがあります。
黒っぽい便が続く場合は、大腸ではなく胃や十二指腸からの出血も考えます。大腸カメラで異常がないと言われたあとでも、便の色が黒い、貧血がある、みぞおちの痛みがある場合は、胃カメラを含めて次の検査を相談します。
大腸カメラ後やポリープ切除後に血が出ることもあります。観察のみの検査後に出血することは多くありませんが、ポリープ切除後は切除した部位から出血することがあります。血の塊が出る、便器が赤くなる、めまいや冷汗を伴う場合は、検査を受けた医療機関へ連絡するか、夜間・休日であれば救急を受診してください。
血便がある場合、大腸カメラで確認したいのは「がんがあるかどうか」だけではありません。炎症の範囲、憩室の有無、出血したあとがあるか、ポリープがあるか、直腸や肛門に近い部分に病変があるかを見ます。症状のある方では、便潜血検査を繰り返して陰性になるのを待つより、原因に近づく検査を考えます。
大腸カメラのあとに「異常なし」と言われたのに血便が続く場合もあります。そのときは、検査時に出血が止まっていたのか、肛門側に原因があるのか、胃・十二指腸側の黒色便なのか、薬や便秘で粘膜が傷ついたのかを改めて整理します。異常なしという結果は大切ですが、症状が続く場合は次の確認が必要です。
便潜血検査の結果がいつわかるかは、検体の提出方法、検査機関の運用、休日の有無で変わります。当院の結果説明は、電話や郵送ではなく対面で行います。血便がある方は、便潜血の結果を待ってからではなく、症状として相談してください。
横浜駅前ながしまクリニックで相談できること
横浜駅前ながしまクリニックは、横浜駅きた西口から徒歩約3分にある内科・消化器内科・婦人科のクリニックです。内科・消化器内科は月曜から土曜に診療し、日曜・祝日は休診です。年末年始は12月29日から1月3日まで休診です。
血便や下血、強い腹痛、急な貧血など、緊急性が疑われる内視鏡検査の相談に対応しています。当日の大腸カメラも実施していますが、実際に当日検査が可能かは、食事内容、下剤の準備、全身状態、検査枠によって診察時に判断します。院内で下剤を内服する方法は水曜・金曜に限りますが、自宅で下剤を内服する方法で対応できる場合があります。
血便がある方は、消化器内科でご相談ください。肛門症状が中心の方は肛門内科でも対応します。婦人科と消化器内科は同じ院内にありますが、大腸カメラの相談・診察は消化器内科で行います。
受診時は、保険証や医療証に加えて、お薬手帳をお持ちください。血液をさらさらにする薬、痛み止め、鉄剤、便秘薬、サプリメントは、出血や便の色、検査方針に関わることがあります。薬の名前がわからない場合は、薬の袋や写真でも構いません。
血便が止まっている日に受診しても、相談する意味はあります。出血の再現を待つ必要はありません。出たときの状況をもとに、肛門診察、大腸カメラ、胃カメラ、血液検査のどれを優先するかを考えます。
受診の遅れを避けるためにも、少量でも「いつもと違う」と感じた出血は記録しておくと役立ちます。迷った日付も残しておくと、症状の間隔を診察で確認しやすくなります。短いメモで構いません。
内科・消化器内科の通常休診日は日曜・祝日です。産婦人科は月曜・火曜・木曜・金曜午前に診療し、水曜・土曜・日曜・祝日と金曜午後は休診です。診療体制は変更されることがあるため、受診前には予約ページやお知らせも確認してください。
検査結果は、電話や郵送ではなく、後日ご来院いただいた際に医師から対面でご説明しています。ポリープを切除した場合の病理検査結果も、来院時にお伝えします。血便の診療では、その場で出血が止まっているかだけでなく、今後の検査や経過観察も含めて説明します。
診察では、まず全身状態を見ます。血圧、脈拍、顔色、ふらつき、息切れ、腹部の痛み方、脱水の有無を確認します。次に、血便の色と出方を確認します。鮮血なのか、暗赤色なのか、黒色便なのか。紙につくのか、便に混じるのか、血だけが出るのか。この順番で整理すると、検査の優先順位を決めやすくなります。
血液検査では、貧血、炎症反応、脱水、肝腎機能などを確認します。出血が多いときや腹痛が強いときは、CTで大腸の炎症や出血を疑う所見を確認することがあります。大腸カメラは、出血源を直接見るための検査ですが、全身状態や食事内容、下剤の準備によって当日にできるかどうかが変わります。
当院で当日大腸カメラを検討する場合も、誰でもそのまま検査に進むわけではありません。食事を取った時間、下剤を飲める状態か、脱水や強い腹痛がないか、鎮静剤を使う場合に帰宅方法が確保できるかを確認します。救急や入院が必要と判断した場合は、連携する医療機関への受診を案内します。
血便がある方に大腸カメラをすすめるのは、怖がらせるためではありません。痔のように外来で対応しやすい病気なのか、腸炎として治療や経過観察が必要なのか、ポリープやがんを確認すべきなのかを分けるためです。見た目で判断しにくいからこそ、症状を整理して検査の必要性を考えます。
なお、15歳未満の内視鏡検査は当院では対応していません。小児内視鏡に対応する医療機関での相談が必要です。15歳以上18歳未満の方は、保護者の同伴をお願いしています。若い方の血便でも、年齢だけで放置せず、対応できる医療機関で相談してください。
よくある質問
血便とは何ですか?
便に血が混じる、便の表面に血が付く、排便時に血が出る、黒色便が出る状態を広く血便として扱います。呼び方より、色と出方を伝えることが大切です。
血便は何科に行けばよいですか?
消化器内科が基本です。肛門の痛みや腫れが中心なら肛門内科でも構いませんが、大腸の奥の病気を確認するには消化器内科での評価が必要になることがあります。
女性で婦人科に行くべきか迷う場合も、排便と同時に血が出る、便に血が混じる、便器が赤くなる、黒色便が出るなら消化器内科が入口です。排便と関係なく出血する場合や、不正出血が中心の場合は婦人科も関わります。迷うときは、出血が排便と関係するかを最初に整理してください。
紙に少し血がつく程度でも受診したほうがいい?
初めての血便、繰り返す血便、便通の変化を伴う血便は、量が少なくても相談してください。紙につく程度でも直腸の病変と見分けにくいことがあります。
血便が1回だけなら様子を見てもいいですか?
全身状態がよく、腹痛や発熱がなく、出血が止まっている場合は救急ではなく通常外来で対応できることがあります。ただし、原因が確認できたわけではないため、予約を取って相談することをおすすめします。
とくに、初めての血便、以前にも似た出血がある、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなった、貧血を指摘された、家族に大腸がんや炎症性腸疾患の方がいる、という場合は、1回だけでも確認する価値があります。出血が止まっている時期に受診しても、問診と検査で原因に近づけることがあります。
血便が痛くないのは軽いサインですか?
痛みがないことは、軽い根拠にはなりません。内痔核、大腸ポリープ、大腸がん、憩室出血では、痛みが目立たないまま出血することがあります。
生理か血便かわからないときはどうする?
排便時だけ血が出る、便に混じる、便器が赤くなる場合は消化器内科で相談してください。排便と関係なく下着に血が付く、不正出血が続く場合は婦人科も入口になります。
ピルを飲んでいて血便のように見えます
ピル服用中の不正出血が血便のように見えることがあります。ただ、便に混じる血や排便時の鮮血は消化管からの出血も考えます。薬名と服用状況を伝えて相談してください。
便潜血陽性なのにポリープがないことはありますか?
あります。痔核・裂肛、腸の炎症、憩室、血管の病変、一過性の微量出血などでも便潜血陽性になることがあります。大腸カメラでポリープがない場合も、症状が続くときは次に確認する場所を考えます。
便潜血検査は便の中の血液を拾う検査で、出血の原因を直接示す検査ではありません[7]。陽性だったのに大腸カメラで大きな病変が見つからないこともありますし、反対に、目で見える血便があるのに便潜血を待つ必要がない場面もあります。検診結果と症状は分けて考えます。
20代・30代でも大腸カメラは必要ですか?
必要になることがあります。大腸がん検診の対象年齢は症状のない方に向けた基準で、血便がある方の受診基準ではありません。若い年代でも血便を繰り返す場合や腹痛・下痢・便通変化がある場合は相談してください。
若い方では痔や腸炎が原因のこともありますが、それだけで済ませてよいとは限りません。粘液を伴う血便、下痢が長く続く、体重が落ちる、夜間にも便意で起きる、家族歴がある場合は、炎症性腸疾患なども含めて確認します。
高齢者の血便で気をつけることは?
高齢の方では、貧血や脱水の影響が出やすく、血圧や脈拍の変化にも注意します。憩室出血、虚血性腸炎、大腸がん、薬の影響など、複数の要素を同時に考える必要があります。本人が「痛くない」と言っていても、顔色が悪い、ふらつく、息切れがある、普段より元気がない場合は早めに相談してください。
また、抗凝固薬・抗血小板薬を服用している方では、出血が止まりにくくなることがあります。お薬手帳を持参し、薬を自己判断で中止しないでください。出血量が多い、黒色便が続く、血の塊が出る場合は救急での評価を考えます。
便器が真っ赤になる、血だけ出るときは?
肛門に近い場所からの出血で起こることもありますが、量が多い下部消化管出血でも同じように見えることがあります。便器が赤くなる出血を繰り返す、血の塊が出る、めまいや冷汗を伴う、動悸がある場合は救急を検討してください。
一度だけで止まっていて、全身状態がよい場合でも、原因が確認できたわけではありません。痔核出血、大腸憩室出血、直腸の病変などを考え、消化器内科または肛門内科で確認します。
黒い便は全部血便ですか?
すべてが出血とは限りません。鉄剤、薬、食べ物で黒っぽく見えることがあります。ただ、黒くてベタつく、タールのように見える、ふらつきや動悸を伴う場合は、胃や十二指腸からの出血を疑います。黒色便は「赤くないから大丈夫」と考えず、症状として相談してください。
黒色便では、大腸カメラだけでなく胃カメラが必要になることがあります。血便という言葉で相談しても、実際には上部消化管からの出血が隠れていることがあるため、便の色と性状をできるだけ具体的に伝えることが大切です。
検査結果は電話で聞けますか?
当院では、検査結果は電話や郵送ではなく、後日ご来院いただいた際に医師から対面でご説明しています。ポリープ切除後の病理検査結果も、来院時にお伝えします。
検査後に血便が続く、黒い便が出る、腹痛が強い、発熱する、血の塊が出る場合は、結果説明の日まで待たずに連絡してください。検査結果を聞くタイミングと、症状が悪化したときの相談は別に考えます。
関連診療ページ・関連ブログ・参考文献
血便の相談先として、当院では消化器内科、肛門内科、大腸カメラ検査、緊急血便外来のページをご用意しています。女性で生理や不正出血との区別に迷う場合は、婦人科の情報もあわせて確認してください。
関連ブログとして、大腸憩室と言われたら、痔のセルフチェック、痔の出血でも大腸カメラが必要な理由、健診で便潜血陽性と言われたら、大腸がんの初期症状、虚血性腸炎とは、腹痛の原因を部位別に解説した記事もあります。
参考文献
[1] 国立がん研究センター がん情報サービス. 大腸がん(結腸がん・直腸がん). https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/index.html
[2] 厚生労働省. がん検診. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html
[3] NIDDK. Symptoms & Causes of GI Bleeding. https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/gastrointestinal-bleeding/symptoms-causes
[4] Sengupta N, et al. Management of Patients With Acute Lower Gastrointestinal Bleeding: An Updated ACG Guideline. Am J Gastroenterol. 2023. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36735555/
[5] Nagata N, et al. Guidelines for Colonic Diverticular Bleeding and Colonic Diverticulitis: Japan Gastroenterological Association. Digestion. 2019. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30625484/
[6] Astin M, et al. The diagnostic value of symptoms for colorectal cancer in primary care: a systematic review. Br J Gen Pract. 2011. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21619747/
[7] Recommendations on Fecal Immunochemical Testing to Screen for Colorectal Neoplasia: A Consensus Statement. Gastroenterology. 2017. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27769517/
[8] Clinical Practice Guideline for the Management of Anal Fissures. Dis Colon Rectum. 2017. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27926552/
[9] The role of colonoscopy in young patients with rectal bleeding: a systematic review and meta-analysis. Int J Colorectal Dis. 2023. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37712988/
[10] British Society of Gastroenterology guidelines on inflammatory bowel disease in adults: 2025. Gut. 2025. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40550582/
[11] NIDDK. Diagnosis of Hemorrhoids. https://www.niddk.nih.gov/health-information/digestive-diseases/hemorrhoids/diagnosis
関連ページ
監修:院長 長島周平(消化器内科)
更新日:2026-10-06
