2026年07月25日
「胃カメラって、結局いくらかかるんですか」――診察の際にそう尋ねられることが少なくありません。内視鏡検査の費用は、保険診療か自費診療かによって大きく変わるほか、検査中に組織検査(病理検査)やポリープ切除が必要になったかどうかでも変わってきます。この記事では、当院の胃カメラ検査ページと大腸カメラ検査ページで公開している料金表をもとに、保険適用で検査を受ける場合の費用の目安をまとめました。実際の金額は診察内容や使用する薬剤、検査当日の状況によって変わることがあるため、あくまで目安としてご覧ください。

胃カメラ・大腸カメラの費用早見表(保険適用の場合)
窓口でのお支払い額は、健康保険の自己負担割合(3割・1割など)によって変わります。当院のページで公開している目安は次のとおりです。
| 検査内容 | 3割負担の目安 | 1割負担の目安 |
|---|---|---|
| 胃カメラ(検査のみ) | 4,500〜5,500円 | 1,500〜2,000円 |
| 胃カメラ+ピロリ菌検査 | 8,000〜12,000円 | 2,700〜4,000円 |
| 胃カメラ+組織検査 | 9,000〜12,000円 | 3,000〜4,000円 |
| 大腸カメラ(検査のみ) | 6,000〜7,500円 | 2,000〜2,500円 |
| 大腸カメラ+組織検査(1箇所) | 10,000〜12,500円 | 3,300〜4,200円 |
| 大腸カメラ+ポリープ切除(1個) | 20,000円 | 6,700円 |
| 胃・大腸カメラ同日検査(目安) | 約10,000〜13,000円 | 受付でご確認ください |
胃カメラ・大腸カメラそれぞれの内訳は胃カメラ検査ページ・大腸カメラ検査ページに、同日検査のおおまかな目安は内視鏡検査のご案内ページに掲載しているものです。2割負担の方など、上記以外の負担割合の場合の金額はサイト上に記載がないため、受付で個別にご確認ください。
費用が変わる主な要因
胃カメラ・大腸カメラの費用は、検査だけで終わるか、追加の処置が発生するかによって変わります。当院のページでも「診察内容、使用する薬剤、検査内容、病理検査の有無などにより費用は変動します」と案内しています。主な要因は次のとおりです。
- 胃カメラでピロリ菌検査を追加した場合
- 胃カメラ・大腸カメラで組織検査(病理検査)を行った場合
- 大腸カメラでポリープが見つかり、その場で切除した場合(ポリープの数・切除範囲によって金額が変わります)
組織検査やポリープ切除の要否は、検査中の医師の判断で決まります。そのため、検査を受ける前の時点で最終的な費用を正確にお伝えすることは難しく、早見表の金額はあくまで目安としてご理解ください。
保険が適用される場合・自費診療になる場合の考え方
胃痛・胸やけ・腹痛・血便といった症状がある場合や、健康診断で便潜血陽性など再検査を勧められた場合は、保険診療の対象です。上記の早見表の金額は、こうした保険適用のケースを想定した目安になります。
一方、症状がなく、健康診断や人間ドックとして胃カメラ・大腸カメラを希望される場合は自費診療となります。当院の人間ドックの内容・費用については人間ドックのご案内ページをご参照ください。
なお、窓口での自己負担割合は年齢や所得によって1割・2割・3割と区分されています。たとえば後期高齢者医療制度では、現役並み所得の方は3割、一定以上の所得がある方は2割、それ以外の方は1割とされています [1]。ご自身の負担割合にご不安がある場合は、保険証の記載内容や受付での確認をおすすめします。また、検査費用が高額になった場合には、高額療養費制度により自己負担額の一部が払い戻されることがあります [2]。
当日の支払いで気をつけたいこと
受診の際は保険証をお持ちください。窓口でお支払いいただく金額は、検査当日に実際に行った内容(組織検査やポリープ切除の有無など)に応じて会計時に確定します。そのため、早見表の金額と当日の請求額に差が生じることがあります。現金以外のお支払い方法など、会計の詳細については受付にご確認ください。
よくある質問
症状がなくても、胃カメラ・大腸カメラを保険で受けられますか
症状がなく、健康診断・人間ドック目的で受ける場合は自費診療となります。健診で便潜血陽性など再検査を勧められた場合は保険診療の対象です。詳しくは人間ドックのご案内ページもあわせてご覧ください。
検査当日にならないと費用がわからないのはなぜですか
組織検査やポリープ切除の要否は、検査中に見つかった所見によって医師が判断するためです。検査前の想定よりも金額が変わることがある点は、あらかじめご了承ください。
1割・2割負担の場合、実際の金額はどこで確認できますか
年齢や所得によって自己負担割合は異なります [1]。当院のページで公開している目安は3割負担・1割負担のケースまでのため、2割負担など個別の金額については受付でご確認ください。
横浜で胃カメラ検査を受ける場合、費用はいくらですか
当院の場合、保険診療(3割負担)で検査のみなら4,500〜5,500円、組織検査を行った場合は9,000〜12,000円が目安です。1割負担の方は検査のみで1,500〜2,000円が目安です。詳しくは本記事の早見表をご覧ください。
胃カメラは自費だといくらくらいしますか
症状がなく、健康診断や人間ドックの目的で受ける場合は自費診療となり、料金はコースにより異なります。当院の人間ドックの料金は人間ドックのご案内ページでご確認ください。
横浜市で胃カメラは無料ですか
無料ではありません。当院では横浜市の胃がん検診は実施していませんが、胃の症状がある場合は保険診療(3割負担で4,500円〜)で胃カメラを受けられます。なお、横浜市の大腸がん検診(便潜血検査)には対応しています。
横浜で大腸カメラ検査を受ける場合、費用はいくらですか
当院の場合、保険診療(3割負担)で検査のみなら6,000〜7,500円、組織検査(1箇所)を行った場合は10,000〜12,500円が目安です。1割負担の方は検査のみで2,000〜2,500円が目安です。詳しくは本記事の早見表をご覧ください。
大腸カメラでポリープを切除した場合、費用はいくらになりますか
ポリープ切除(1個)を行った場合、保険診療(3割負担)で20,000円、1割負担で6,700円が目安です。ポリープの数や切除範囲によって金額は変わります。切除の要否は検査中の医師の判断で決まるため、検査前に最終的な金額を正確にお伝えすることは難しい点をご了承ください。
胃カメラ・大腸カメラの費用は医療費控除の対象になりますか
症状があって保険診療で受けた胃カメラ・大腸カメラの費用は、医師による診療等の対価として医療費控除の対象となる医療費に含まれます [3]。一方、健康診断の費用は原則として含まれないとされています [3]。ご自身のケースの取扱いについては、国税庁のページや所轄の税務署でご確認ください。
胃カメラでピロリ菌検査も一緒に受けられますか
胃カメラの際にピロリ菌検査を追加することができます。保険適用の場合の目安は、3割負担で8,000〜12,000円、1割負担で2,700〜4,000円です。組織検査を同時に行った場合の金額はこれとは別になります。検査を追加するかどうかは症状や所見に応じて医師が判断しますので、診察時にご相談ください。
大腸ポリープを切除した場合、加入している医療保険の手術給付金は受け取れますか
給付の対象になるかどうか、金額がいくらになるかは、ご加入の保険商品の契約内容によって決まります。当院から可否をお伝えすることはできませんので、ご契約先の保険会社または代理店にご確認ください。請求に必要な書類の様式や記載してほしい項目も保険会社ごとに異なります。窓口でお支払いいただく金額の目安は、大腸カメラ+ポリープ切除(1個)で3割負担20,000円、1割負担6,700円です。
関連ページ
費用の目安や検査内容について気になる点があれば、無理に自己判断せず、診察や受付でお気軽にご相談ください。
監修
横浜駅前ながしまクリニック 院長 長島周平(内科)
参考文献
[1] 厚生労働省. 後期高齢者の窓口負担割合の変更等(令和3年法律改正について). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/newpage_21060.html
[2] 全国健康保険協会(協会けんぽ). 高額療養費(患者負担の限度額)について. https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3030/
[3] 国税庁. タックスアンサー1122 医療費控除の対象となる医療費. https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1122.htm
