2025年6月15日
正常の生理の定義ってなんだろうって考えたことありますか?
今回は生理について少し触れてみようと思いますので、みなさまの参考になればと思います。

●正常と考えらえる生理って?
目安は以下のとおりです。
生理周期:25-38日以内
生理期間:3-7日
出血量:20ml-140ml/周期 (ナプキン3~5枚交換が目安)
1. 生理不順
頻発月経:生理周期が24日以内
軌発月経:生理周期が39日以上
思春期・産後・更年期周囲では一時的に起こることも多く、経過観察だけで落ち着く場合が少なくありません。 ホルモン分泌の乱れや無排卵、ストレス、生活習慣の変化などが背景に隠れていることもあります。

2. 生理の量・期間の異常
〇過多月経
生理の量が多く、時に健診で貧血を指摘されることがあります。女性の貧血の多くは過多月経による貧血であると考えられます。
原因としては
子宮筋腫・子宮内膜症など婦人科疾患が原因となる場合や、血液凝固因子の病気の可能性もあります。
〇過少月経
2日以内で生理が終わる、またはナプキンがほとんど汚れない場合は過少月経が疑われます。
原因としてはホルモン異常や分泌バランスの異常の可能性があります。
3. こんな症状は要注意!
- 周期が24日以内または39日以上が続く
- 出血量が多すぎる/塊が多い(夜用ナプキンが1〜2時間もたない)
- 出血量が少なすぎる(1〜2日で終了、ティッシュ程度)
- 生理痛が強く、仕事や学校を休むレベル
- 生理以外の出血(不正出血)や茶色いおりものが続く
- 急ににおいが強くなった、発熱・激しい腹痛を伴う
1つでも当てはまる場合は、無理をせず婦人科にご相談ください。
4. 最後に
「私の生理って大丈夫?」──そんな疑問が浮かんだら、どうぞ当院へ。
必要に応じ超音波検査やホルモン採血を行い、原因を特定できます。 生理の悩みはとても身近なのに、ついつい我慢しがちです。
当院では女性医師が丁寧に診察し、検査や治療の選択肢をご提案します。 気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。

当院では月経困難症をはじめとするピル診療、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)、更年期障害(メルスモン、プラセンタ対応しております)、子宮頸がんの詳しい検査(コルポスコピー)、性病外来など多岐に渡り対応しております。全て女医が対応しておりますので、ご気軽にご相談ください!!