消化器内科と婦人科、どっちに行けばいい?症状別の受診ガイド|横浜市横浜駅前の消化器内科・婦人科・内科|横浜駅前ながしまクリニック

〒221-0835神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-11-8 4階

045-534-8147

         予約について

消化器内科と婦人科、どっちに行けばいい?症状別の受診ガイド

消化器内科と婦人科、どっちに行けばいい?症状別の受診ガイド|横浜市横浜駅前の消化器内科・婦人科・内科|横浜駅前ながしまクリニック

2025年5月20日

「これは消化器内科と婦人科、どっちで診てもらうべきだろう?」と症状に合わせた受診科に迷った経験はありませんか?腹痛や下腹部痛、胃の不調から月経不順まで、さまざまな症状で受診先に悩む方は幅広い世代で意外と多いものです。特に女性は消化器系のトラブルと婦人科系の不調が重なることもあり、どちらの科を受診すべきか判断が難しいケースがあります。この記事では、「消化器内科」「婦人科」それぞれで扱う症状の違いや受診の判断ポイントをわかりやすく解説します。「腹痛があるけど何科に行けばいいの?」といった疑問の参考にしていただき、適切な受診と健康管理にお役立てください。

ご予約はこちらから👇
https://ykhm-cl.com/first/#link02

消化器内科と婦人科の違いと選び方

まず消化器内科婦人科の役割の違いを押さえておきましょう。消化器内科はその名のとおり胃や腸を中心とした消化器系全般を診る内科の一分野です。食道・胃・小腸・大腸など消化管のほか、肝臓・胆のう・すい臓といった消化に関連する臓器の疾患も扱います。一方、婦人科は子宮や卵巣など女性特有の臓器を専門に診る診療科で、月経や妊娠、更年期に関する不調や疾患を幅広くカバーしています。

では、腹痛など体の不調が起きたとき、どちらの科に行くべきか迷ったらどう判断すれば良いのでしょうか?基本的には症状の現れ方や関連症状で判断するのが目安になります。例えば月経周期に関連して痛みが出る場合や、経血の異常・おりものの異常を伴う場合は婦人科受診が妥当です。逆にそれ以外の腹痛や胃腸症状であれば、まずは消化器内科に相談するのがおすすめです。実際、女性の腹痛は消化器疾患と婦人科疾患の両方の可能性があります消化器内科で問題が見つからず後から婦人科を紹介されるケース、あるいはその反対に婦人科から消化器内科を紹介されるケースも珍しくありません。下記に、それぞれの科で扱う主な症状・疾患を整理してみましょう。

消化器内科で診る主な症状・疾患

消化器内科ではお腹の不調全般を幅広く扱います。具体的には次のような症状や疾患が対象です:

  • 腹痛・胃痛:みぞおちの痛みや下腹部痛など、お腹の痛み全般(胃炎、胃潰瘍、腸炎、虫垂炎などが原因となることがあります)。
  • 胃もたれ・胸やけ:胃が重苦しい、食後にもたれる感じ、胸やけがする、といった症状(逆流性食道炎や機能性ディスペプシア=消化不良など)。
  • 下痢や便秘:お通じの異常が続く場合(ウイルス性腸炎から過敏性腸症候群まで様々な原因が考えられます)。
  • 吐き気・嘔吐:胃腸の不調による吐き気、嘔吐感(急性胃腸炎、食あたり、胃潰瘍の悪化など)。
  • 食欲不振や体重減少:胃腸の機能低下や重大な疾患のサインのこともあります。長く続く場合は要注意です。
  • 血便・黒い便:便に血が混じる、タール状の黒い便が出るなど(消化管出血、潰瘍性大腸炎や大腸ポリープ・大腸がん等の可能性があります)。

こうした症状がある場合、基本的には消化器内科を受診するのが適切です。特に激しい腹痛や嘔吐・発熱を伴う場合には、できるだけ早めに受診しましょう。消化器内科では必要に応じて腹部エコー検査胃カメラ(上部消化管内視鏡)、大腸カメラ(下部消化管内視鏡)などの詳しい検査も行い、痛みや不調の原因を詳しく調べます。例えば胃の痛みに対して胃カメラ検査を行えば、胃炎・胃潰瘍から逆流性食道炎、早期の胃がんまで直接観察して発見することができます。大腸の症状に対しては大腸カメラ検査によって大腸ポリープや大腸がん、潰瘍性大腸炎などをその場で診断することも可能です。

婦人科で診る主な症状・疾患

婦人科では女性の生殖器に関わる症状やお悩み全般を扱います。次のような症状や疾患がある場合は婦人科の受診を検討しましょう:

更年期障害:閉経前後にみられるほてり(ホットフラッシュ)、発汗、動悸、不眠、気分の落ち込みなどの症状。更年期の不調は婦人科でホルモン補充療法を含めた治療やサポートが可能です。

月経不順・月経困難症:生理不順や生理痛(月経痛)がひどい場合(ホルモンバランスの乱れ、子宮内膜症などが原因のことがあります)。痛みが強い月経困難症には低用量ピルの服用で症状緩和を図ることも可能なので、我慢せず相談してみましょう。

PMS(月経前症候群):生理前のイライラ、頭痛、腹部膨満感など心身の不調がつらい場合(生活習慣の見直しやピルの活用で改善することがあります)。

不正出血や帯下の異常:生理ではない時期の出血、いつもと違うおりものの増加やにおいなど(子宮筋腫、子宮ポリープ、子宮頸部の炎症や更年期のホルモン変化など様々な原因が考えられます)。

下腹部痛(婦人科由来):下腹部のチクチクする痛み、重い痛みが続く場合で婦人科系のトラブルが疑われるケース(子宮内膜症、卵巣のう腫〈チョコレート嚢胞〉、骨盤内感染症など)。月経周期と無関係な下腹部痛でも、婦人科系疾患が潜んでいることがあります。

子宮筋腫・卵巣のう腫:お腹にしこりを感じる、経血量増加や貧血など筋腫による症状がある場合。エコー検査やMRIで発見できます。

避妊や生理に関する相談ピルの相談・処方(避妊目的や月経周期の調整)、月経移動(旅行やイベントに合わせて生理日をずらしたい場合)、緊急避妊(アフターピル)の処方なども婦人科で対応しています。

婦人科で生じる激しい腹痛

  • 卵巣嚢腫・卵巣破裂: 卵巣にできる嚢胞(卵巣嚢腫)が大きくなると破裂し(卵巣破裂)、腹腔内で激しい出血を起こすことがあります。卵巣破裂の症状には突然の激しい下腹部痛があり、出血が多い場合はショック(血圧低下)状態に陥る可能性もあるため緊急処置が必要です。
  • 卵巣出血: 排卵後の卵巣からの出血で、生理ではない性器出血や下腹部痛を引き起こす疾患です。出血量が多いと激痛やショックを招くこともあります。
  • 子宮内膜症: 子宮内膜症では、本来子宮内にある内膜組織が子宮外で増殖するため、生理痛以外に不正出血や月経過多(過多月経)が見られることがあります。
  • 骨盤内炎症性疾患(PID): PID(骨盤内炎症性疾患)は子宮や卵管などの感染症で、下腹部痛や不正性器出血が一般的な症状です。感染が広がると重症化するため早期治療が必要です。

激しい出血や強い腹痛がある場合は、早めに婦人科を受診してください。

原因が消化器系か婦人科系か分からないときは?

症状によっては、自分ではそれが消化器の問題なのか婦人科の問題なのか判断が難しいケースも多くあります。例えば下腹部痛はその典型で、チクチクとした痛みや重だるい痛みが続く場合、その原因は婦人科系に限らず腸や尿管・膀胱など消化器系や泌尿器系のトラブルの可能性もあります。特に女性の下腹部痛は症状が曖昧で、どの臓器が原因か自己判断しにくいことも少なくありません。

迷ったときの判断材料として、いくつかチェックすべきポイントがあります:

  • 痛みの出方・性質を観察:痛みが徐々に強くなっている場合、消化器系の病気(便秘による腹痛や腸炎など)や婦人科系の病気(月経困難症など)が原因となっていることがあります。突然激しく痛み出た場合は卵巣の茎捻転(卵巣のう腫がねじれること)や急性虫垂炎など緊急性の高い疾患の可能性もあります。痛みがキリキリと局所的に強い場合、例えば右下腹部の痛みならば急性虫垂炎(いわゆる盲腸)など消化器系の疾患や尿管結石が考えられますし、骨盤内(下腹部中央)に集中する痛みなら子宮や卵巣のトラブルといった婦人科系疾患の可能性が高くなります。痛みの範囲が広がって腹部全体が痛むようなら、腸の炎症や便秘など消化器系の問題か、子宮周辺の炎症など婦人科系の問題も考えられます。
  • 随伴症状の有無:腹痛に下痢や便秘、吐き気など消化器症状が明らかに伴う場合は消化器内科を受診するのが適切でしょう。一方で発熱やおりものの悪臭などを伴う場合、婦人科系の感染症(骨盤内炎症など)の可能性があります。生理不順や不正出血を伴う腹痛なら婦人科受診がおすすめです。頻尿や排尿時の痛みがある腹痛の場合は消化器・婦人科ではなく泌尿器科での検査が必要なケースもあります。このように付随する症状に着目することで、ある程度どの科が適切か判断できる場合もあります。
  • 妊娠の可能性:妊娠の心当たりがある方で腹痛がある場合も、まずは婦人科を受診してください。妊娠初期の腹痛は切迫流産など産科的トラブルの兆候のことがありますし、妊娠に気づかずレントゲン検査や薬を服用することは避けなければいけません。産婦人科であれば妊娠検査と適切な処置を迅速に行えます。

以上のように、「どちらの科に行けばいいか分からない…」という場合でも、痛みの様子や他の症状をチェックすることで受診科の目安が立てられることもあります。ただし自己判断は難しい場合も多く、症状が強いときや長引くとき、普段と明らかに違う不調を感じるときは、迷わず早めに専門の医師に相談しましょう。消化器内科か婦人科か決めかねる場合は、まずは受診しやすい方の科で診てもらい、必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらうのも一つの方法です。

胃カメラ・大腸カメラ、人間ドックや婦人科検診で早期発見を

症状の原因を特定するには、医療機関での検査が大きな助けとなります。消化器内科・婦人科それぞれで行われる代表的な検査や、その重要性について知っておきましょう。

消化器内科では、腹痛や胃腸症状の原因を詳しく調べるために内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を行うケースが多いです。胃カメラ(上部消化管内視鏡)は先ほど述べたように胃炎・潰瘍から早期胃がんまで直接発見できる有用な検査です。大腸カメラ(下部消化管内視鏡)も大腸ポリープや大腸がんなどをその場で発見・診断でき、必要に応じて検査中にポリープを切除する治療まで行えることが大きな利点です。内視鏡検査と聞くと「苦しそう…」と不安に思う方も多いかもしれませんが、近年は機器の進歩や鎮静剤の使用によって苦痛の少ない検査が可能になっています。実際、当院でも内視鏡専門医による鎮静下での胃カメラ・大腸カメラ検査を行っており、「思ったより楽だった」「眠っている間に終わった」という声も多くいただきます。40歳を過ぎた方は一度人間ドックなどで胃カメラ・大腸カメラ検査を受けておくと安心ですし、若い世代の方でも症状が続く場合は早めに検査を受けることで重大な病気を未然に防ぐことができます。

一方、婦人科系の疾患についても定期検診やチェックが重要です。例えば子宮頸がん検診は20代から、公的な検診制度でも2年に1回の受診が推奨されています。子宮頸がんは初期には自覚症状がなく進行すると不正出血などで気付きますが、検診で細胞診(いわゆる子宮頸部の細胞診検査)を受けていれば前がん病変の段階で発見・治療が可能です。婦人科検診では子宮や卵巣の超音波検査、必要に応じて血液検査やMRI検査なども行い、子宮筋腫や卵巣腫瘍、子宮体がんなどの異常もチェックできます。更年期世代の方は婦人科でチェックを受けることで、更年期障害への対策や将来の骨粗鬆症予防にもつながります。

いずれにせよ、「特に異常はないと思うから…」と自己判断で検査や受診を先延ばしにするのは危険です。胃腸の不調でも婦人科の不調でも、早期発見・早期治療が何より大切です。定期的な健康診断・人間ドックや婦人科検診を上手に活用し、大きな病気になる前に未然に防ぐ意識を持ちましょう。

消化器内科も婦人科も横浜駅前ながしまクリニックでワンストップ対応

「消化器内科と婦人科、どっちに行けばいいの?」と迷う症状について解説してきましたが、実際には専門の違う科を二つ受診する手間や時間的負担を心配される方もいるでしょう。そんなとき、当院(横浜駅前ながしまクリニック)なら一つのクリニックで消化器内科と婦人科の両方に対応できます。消化器内科と婦人科それぞれの専門医師が在籍しており、同じ日に続けて両方の診療科を受診することも可能です。たとえば腹痛の原因がはっきりせず消化器系か婦人科系か判断がつかない場合でも、当院であれば二度手間にならず院内で必要な検査・診察を完結できます。消化器内科で検査を行い問題が見つからなければそのまま婦人科の医師が診察し、逆に婦人科的に異常がなければ消化器内科の視点から再評価するといった連携がスムーズに行えるのが強みです。

また当院では、女性も安心して受診できる環境づくりに力を入れています。院内では内科待合室と婦人科待合室を分けて配置し、プライバシーに配慮しています。婦人科は女性医師による診療も行っており、デリケートなお悩みもリラックスしてご相談いただけます。一方、消化器内科では日本消化器内視鏡学会専門医による苦痛の少ない内視鏡検査を実施しており、最新の内視鏡システムを導入して精度の高い検査・治療を提供しています。もちろん胃カメラ・大腸カメラ検査や人間ドックも承っておりますので、検査だけでもお気軽にご相談ください。

横浜駅西口から徒歩すぐの当院には、消化器内科と婦人科以外にも一般内科や肛門内科(痔の治療など)も併設しており、日頃のちょっとした体調不良から専門的な検査まで総合的にサポートできる「かかりつけ医」を目指しています。「お腹の調子が悪いけど婦人科かも…」「生理不順だけど胃腸も弱くて…」といった場合も、どうぞ一人で悩まずに横浜駅前ながしまクリニックにご相談ください。消化器内科・婦人科の両面からあなたの不調の原因をしっかりと探り、適切な検査・治療で皆さまの健康をサポートいたします。

ご予約はこちらから👇
https://ykhm-cl.com/first/#link02

TOP