◆ピル内服中のトラブルシューティング◆ |横浜市横浜駅前の消化器内科・婦人科・内科|横浜駅前ながしまクリニック

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◆ピル内服中のトラブルシューティング◆ 

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2025年5月21日

『生理痛の改善を願ってついにピルの内服を開始しました!開始はしたものの、マイナートラブルがあります・・・』 『なぜ?』 『どうしたらよい?』 

そんなお悩みにこたえていきます!

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1. ピル開始後、生理が終わっても出血が続いています 

なぜ? 

・子宮内膜がエストロゲン量の変化にまだ慣れていないために生じることがあります。 

・飲み忘れ・服用時間のばらつきが原因になることがあります。 

どうする? 

・まずは2-3か月継続する:ほとんど自然に落ち着きます。 

・飲み忘れの確認:アラームなどで飲み忘れないよう工夫を。 

・不正出血が長期になる場合、薬剤の変更も検討を。 

2. ピルを始めたけど、吐き気があります。 

なぜ? 

考えられる原因はピルに含まれているホルモンにあります。 

・エストロゲンが、脳の嘔吐中枢を直接刺激して嘔気が出ます。 

 内服後1-2時間は特にムカムカしやすいです 。

・エストロゲンとプロゲステロンには胃腸の動きを緩める作用もあります。 

食べ物やガスが停滞して胃もたれも生じやすくなります。 

・ピルの飲み始めはホルモンの濃度が安定しておらず、嘔吐中枢も反応しやすくなります。 

はじめの数か月は症状が集中しやすいといわれます。 

どうする? 

・嘔気が数クール内服継続しても変わらない場合は薬剤の変更を考慮してみる。 

 エストロゲン量のより少ないものを選択すると嘔気が改善することも 。

・食後 または 就寝前に内服に変更してみる 。

・吐き気止めと併用も検討 。

・それでも嘔気が変わらない場合は、他の方法を検討しましょう。 

ピルを開始後むくむ、少し体重増加がある 

なぜ? 

   ・エストロゲンがホルモン中枢に作用し、ナトリウムや水分を体に貯めこみやすくしている。 

   ・一部のプロゲスチンが食欲中枢を刺激する。 

どうする? 

   ・塩分や糖分を控え、水分摂取を意識する 。

   ・多くは数か月で自然に戻ります。気になる場合は薬剤の変更を検討する。 

4. ピルを始めたらなんだかシミ(肝斑)が増えてきました 

なぜ? 

・ピルに含まれるエストロゲンがメラノサイトを刺激して色素が濃くなりやすくなります。 

どうする? 

・エストロゲン量を低用量→超低用量に変更する 。

・ピルではなくプロゲスチン単剤の薬剤に変更する。       

5. ピルを開始後、頭痛が増えています・・・ 

なぜ? 

・ピルに含まれるエストロゲン濃度が不安定なことが原因となります 。

・休薬期間などのエストロゲン値が下がることに脳血管に影響し頭痛が誘発されます。 

どうする? 

・エストロゲン濃度の変動を避ける:連続投与が可能なピルに変更する 。

まとめ

多くのトラブルは体が慣れることや、調節することで解決可能です。我慢せず、気になるときはお気軽に相談ください。 

ピルは上手に使えばとても良いお薬です。自分に合ったピルで快適な毎日を目指しましょう!

 

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