
月経移動
月経移動
ホルモン剤を使用することにより、月経日をコントロールすることができます。どうしても外せないイベントと(旅行や大事なテストなど)と月経の日程が重なってしまった時には、ピルの使用もご検討ください。
月経調節には、かねてより中用量ピルが用いられてきました。
中用量ピルは、避妊やホルモンバランスの調整を目的とした薬で、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を含んでいます。排卵抑制効果が高いですが、体質により副作用も出やすいため、中用量ピルをご希望の方はご相談ください。
また、副作用として嘔気が出る場合があります。なるべく就寝前の内服をおすすめしています。また、嘔気がご心配な場合、吐き気止めを一緒にお出しすることも可能です。診察の際ご相談ください。
大切な予定と月経が重ならないように、予定月経より前に月経を移動させる方法です。ずらしたい月経の前周期の月経開始後、できる限り早めに受診してください。一般的には月経3日目から5日目に10日ほど中用量ピル(プラノバール)を内服すると、内服終了後2〜3日で月経が開始しますので、予定月経より前に月経を早めることが可能です。(この場合の月経は通常よりも軽くなります)
この方法のメリットは、予定の際に中用量のピルを内服しなくてよいことです。
低用量ピルによっても月経を早めることが可能ですので、ご希望の方はご相談ください。
次回の予定月経より5日から7日前から中用量ピルを内服することによって、月経を遅らせることが可能です。(この場合の月経は通常よりも少し重くなります)月経を早める方法よりも、月経を遅らせる方法の方がより確実な方法です。しかしこの場合、大切な予定(旅行や行事)の間も中用量ピルの内服が必要となり、時折嘔気を引き起こす副作用がありますので注意が必要です。予定の際にピル内服を避けたければ、できるだけ早期に受診いただき、月経を早める方法をご選択ください。
低用量ピルと中用量ピルの違いは、主に含まれるホルモン量にあります。低用量ピルはホルモン量が少なく、避妊をはじめ、月経痛の緩和や月経周期の調整に使われ、一般的に副作用が少ないとされています。一方、中用量ピルはホルモン量が多く、主に月経不順や月経困難症の治療、更年期症状の緩和に用いられます。
月経移動にはプラノバールまたはピルを使用します。以下のいずれかに該当する場合、プラノバールの使用は禁忌とされています。これらは重大な健康リスクを伴う可能性がありますので、診察の際にお申し出ください。
プラノバールは血液の凝固を助ける作用があるため、以下の場合に使用すると血栓(血の塊)が形成されるリスクが高まります。
重度の肝疾患(肝硬変、肝腫瘍など)の既往がある場合は、薬の代謝が正常に行われないため使用できません。
エストロゲンまたはプロゲスチンの影響を受ける悪性腫瘍(乳がん、子宮内膜がんなど)の既往や疑いがある場合。
プラノバールは妊娠中の女性に対して使用が禁忌です。また、妊娠している可能性がある場合は、使用前に妊娠検査を受ける必要があります。
原因が特定されていない不正出血がある場合、使用は控えるべきです。不正出血の原因が重大な疾患(子宮がんなど)である可能性があるためです。
喫煙は血栓症や心血管系疾患のリスクを大幅に高めます。特に35歳以上の喫煙者はプラノバールの使用が禁忌です。またピルの内服もできない方がおられます。詳しくはピルのページをご参照ください。
まず問診表をお書きいただきます。
診察室にて、
をお伺いします。また処方に際して禁忌事項がないかを確認します。
その上で、月経移動の方法をお伝えし、処方となります。
*内診は不要です。
*月経移動の診療は自費診療となっております。
初潮が来た後であれば、基本的には可能です。デリケートな時期ですので、ピルによる嘔気などを考えるとイベント中の内服は避けた方がよいかもしれません。
ひとつ前の月経からピルを服用し続けるのが確実、かつ内服による副作用を避けることができるため最良と考えられます。
既に低用量ピルを内服されている場合であっても月経移動は可能です。
但しこの場合、既に服用している低用量ピルのタイミングを変えることになります。相談して内服のタイミングを伺ってください。
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