
大腸カメラ検査前後の食事
大腸カメラ検査前後の食事
大腸検査前の食事は非常に重要であり、大便のカスが残っている状態での大腸カメラはポリープなどの小病変の見落としにつながるため、検査の質に関わってきます。
検査前には所謂「消化に良いもの」を摂取することによって便が透明になりやすく、検査の質、内服される下剤量が少なく済みます。「消化に良いもの」とは胃腸に滞在する時間が短く、負担をかけにくい食べ物のことを指します。三大栄養素において、胃腸の滞在時間が短い順に「糖質」→「たんぱく質」となります。そのため主成分が糖質からなるうどんやお粥などは検査前日の食事として非常に適しています。しかしながら、うどんやお粥などに肉類や薬味、漬物、佃煮などを多く加えますと胃腸に負担をかけることとなりますので、お控えください。ゼリー飲料なども非常に有効になります。
また調理の仕方にもポイントがあり、繊維を断ち切ることにつながるため、細かく切り刻むことや、柔らかくなるまで煮る、茹でることなどはとても有用です。
当院では検査食などのご用意もありますので、ご希望がありましたらスタッフにお尋ねください。
食物繊維が多いものは消化によいとのイメージがありますが、実際には異なります。食物繊維は「消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分」と定義されており、消化酵素の作用を受けずに大腸まで到達します。そのため便の総量が増えるとともに、腸内細菌に利用され、腸内細菌の量が増多するため、腸内環境を改善します。つまり、食物繊維を摂取することは、日常の生活においては非常に重要ですが、大腸検査前の食事としては不適となります。
食物繊維を多く含む食材としては野菜、豆類、きのこ類、海藻、ナッツ類、こんにゃくなどがあります。パンの中でも玄米などを含むパンが多く発売されていますが、食物繊維が含まれるため、できる限り避けることを推奨します。
消化に悪い食べ物や過度のアルコールは控えてください。
出来る限り消化に良い食べ物を前日の19時頃までに済ませてください。夕食はお粥、うどん、具のないスープなど消化に良い食事を摂取してください。控えていただきたい食事は肉、脂っこい食事、繊維の多い海藻・キノコ・野菜、豆類、キウイ・スイカ・メロンなど種のある果実です。
水・お茶・スポーツドリンク・ジュース(繊維成分のないもの)は夜間に摂取いただいて大丈夫です。
検査当日の食事は摂取しないでください。水・お茶・スポーツドリンクの摂取は可能です。脱水にならないように適宜摂取をお願いします。
常用薬は予約時に指定させていただいたもののみを内服してください。
食事制限はありませんが、腸管に負担がかかる可能性もあるので、過度のアルコールや暴飲暴食は控えてください。
大腸ポリープ切除後は1週間程出血するリスクがありますので、食事、生活制限があります。
1週間程度はアルコール、刺激物を控え、消化の良い食事を心がけてください。
消化に良いもの | 消化に悪いもの | |
---|---|---|
穀物類 | うどん、お粥、食パン、ロールパン | 中華麺、ラーメン、蕎麦、チャーハン、お茶漬け、赤飯、もち、コーンフレーク |
肉類 | 鶏のささみ、鶏皮なしの肉、赤身肉、脂の少ない肉 | ハム、ベーコン、焼肉、バラ肉、ロース、加工肉、脂の多い肉 |
魚介類 | 白身魚、はんぺん | 干物、貝、海藻類、脂の多い魚(サンマ、サバなど) |
イモ類 | ジャガイモ、サトイモ | さつまいも、こんにゃく |
豆類 | ひきわり納豆、豆腐 | 納豆、枝豆、油揚げ、厚揚げ |
卵類 | 卵豆腐、茶碗蒸し | ゆで卵、目玉焼き、生卵 |
野菜類 | 繊維の少ないもの ほうれん草、白菜、大根、かぶ、キャベツ、にんじん、かぼちゃ |
繊維の多いもの ごぼう、ネギ、きのこ類、たけのこ、生野菜、漬物 |
果物類 | バナナ、りんご、もも | みかん、パイナップル、キウイフルーツ、いちご、スイカ、なし |
油脂類 | マヨネーズ、バター | 揚げ物全般、天ぷら |
菓子類 | ゼリー、プリン、ウエハース | チョコレート、ケーキ、ナッツ、せんべい |
飲み物 | 水、お茶、スポーツドリンク | アルコール、オレンジジュース、ココア |
朝食
おにぎり(海苔は外す)
サンドイッチ(野菜類、ハムなどは除き、ツナ、たまごなどの具材を選んでください)
昼食
焼き魚(フライや天ぷらは控えてください)
サラダチキン(できればプレーン味が望ましい)
ご飯(玄米は避け、レトルトの選択は可)
夕食
お粥(レトルトの選択は可、薬味は除く)
うどん(薬味は乗せず、素うどんが望ましい)
準備中
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