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子宮筋腫とは?症状・できやすい年代と治療の選び方

2025年05月02日

子宮筋腫は、子宮の筋肉の壁にできるコブ(筋肉のかたまり)です。腫瘍と聞くと心配になるかもしれませんが、子宮筋腫は良性(体や命に深刻な害を及ぼさない性質)の腫瘍であり、がん(悪性腫瘍)ではありません。子宮筋腫自体が原因で命を落とすことはなく、他の臓器に転移(広がること)することもありません。 

30歳以上の女性では、約20~30%の人に子宮筋腫があると言われており、珍しい病気ではありません。月経(生理)がある年齢の女性であれば、誰にでも発症する可能性がある一般的な疾患です。 

子宮筋腫は、いくつかできる場合もあれば、1つだけの場合もあります。その大きさもさまざまで、米粒や豆粒程度の小さなものから、握りこぶし大やそれ以上に大きくなることもあります。 

筋腫が小さいうちは自覚症状がなく、気づかないことも多い疾患です。健康診断や婦人科検診のエコー(超音波検査)で偶然発見されて初めて「筋腫がある」と知る女性も少なくありません。 

産婦人科外来診療ガイドライン👇

https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2023.pdf

日本産婦人科学会Hpより👇

https://www.jaog.or.jp/note/%EF%BC%883%EF%BC%89leiomyoma%EF%BC%9A%E5%AD%90%E5%AE%AE%E7%AD%8B%E8%85%AB/

◆子宮筋腫の種類 

子宮筋腫は、その発生する部位によって、以下の3つの種類に分けられます。 

1. 漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ) 

  • 部位:漿膜下筋腫は子宮の外側を覆う膜(漿膜)のすぐ下にできる筋腫です。子宮の外側に発育するため、子宮内部を圧迫することが少なく、症状が出にくいとされています。 
  • 頻度:全ての子宮筋腫のうち約10~20%程度を占め、比較的頻度は低いです。 
  • 症状:筋腫が子宮の外側で細い茎のようにつながっている場合(有茎性)は、筋腫がねじれて激しい痛みを引き起こすことがあります。症状が出にくいため、大きくなるまで気づかれないことが多いですが、膀胱や直腸を圧迫して、頻尿や便秘などの圧迫症状が現れることもあります。 

2. 粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ) 

  • 部位:粘膜下筋腫は、子宮内膜(子宮の内側の膜)の直下にできる筋腫です。子宮内腔(子宮の内側の空間)に向かって盛り上がるように発育し、筋腫が小さくても症状が現れやすい傾向があります。 
  • 頻度:子宮筋腫の中で約5~10%を占めます。 
  • 症状:月経の際に筋腫の表面から出血しやすく、少しの大きさでも経血量が増えて過多月経(経血量が非常に多い状態)を引き起こすことが多く、結果として貧血(ふらつきや動悸、めまいなど)を引き起こすこともあります。また、子宮内腔が筋腫で変形するため、受精卵が着床しにくく、不妊の一因となることがあるとされています。症状が強い場合や将来の妊娠を希望する場合は、治療法として手術が選択肢となることもあります。

3. 筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ) 

  • 部位:筋層内筋腫は、子宮の筋肉の壁(子宮平滑筋の層)の中にできる筋腫です。 
  • 頻度:子宮筋腫の中で最も頻度が高く、全体の約70%を占めると言われています。 
  • 症状:小さいうちは症状が出ないことも多いですが、筋腫が大きくなると、月経量の増加(過多月経)や月経痛を引き起こすことがあります。また、筋層内筋腫自体は単独では不妊の原因にはなりにくいですが、大きさや位置によっては、受精卵の着床を防いだり、妊娠の継続に影響する可能性があると報告されています。 

◆最後に 

子宮筋腫は、症状が現れにくいことが多いため、定期的な婦人科検診を受けて、早期発見・早期対応のために、定期的な婦人科検診の受診が推奨されています。また、筋腫の大きさや症状に応じて、治療法も異なりますので、気になることがあれば、専門医と相談し、筋腫の状態に応じて、医師と治療方針を相談することが望まれます。

よくある質問

子宮筋腫があると妊娠できないのでしょうか?

子宮筋腫があることだけで妊娠できないとはいえません。筋腫の大きさや位置によっては、受精卵の着床や妊娠の継続に影響する可能性があるとされています。妊娠を希望している方は、筋腫の状態を確認しながら産婦人科で個別に相談しましょう。

子宮筋腫は手術が必要ですか?

手術が必要かどうかは、筋腫の大きさ、できている場所、症状の強さ、貧血の有無、妊娠希望などによって異なります。症状が少ない場合は経過観察となることもあります。治療法は一人ひとり異なるため、医師と相談して方針を決めることが大切です。

子宮筋腫の経過観察はどのくらいの頻度で行いますか?

経過観察の頻度は、筋腫の大きさや症状、年齢、妊娠希望の有無によって変わります。自覚症状が少ないこともあるため、定期的な婦人科検診で状態を確認することが大切です。月経量が増えた、痛みが強い、頻尿や便秘などが気になる場合は早めに相談してください。

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監修:副院長 長島麻子(産婦人科)

子宮筋腫は自覚症状が乏しいことも多いため、定期的な婦人科検診での早期発見が大切です。当院の婦人科は副院長(女性医師)が完全予約制で診療しており、横浜駅から徒歩3分とアクセスも良好です。経過観察が必要か気になる方は婦人科の診療案内からご相談ください。

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